悪魔の面接技法


 こんにちは。あくのと申します。私は現職の公認心理師で、病院にてカウンセラーをしております。
面接の専門的な技法は奥が深く、通常は様々な治療の際、診察場面や面接の場面で用いられています。この専門的な面接技法は、実は色々な場面に応用できます。


 大雑把に言うと、本来であれば治療の意思のない患者に対し、治療を行う気持ちにさせるためにこの技法を使うわけです。しかし、この技法を悪用すれば、いろいろなことができてしまいます。

 例えば、営業マンであれば上手く商品を売ることが出来るようになりますし、宗教の勧誘だって使えます。悪用すれば詐欺にだって使うことができるでしょう。そのため我々心理師は、職業倫理の観点から、専門的技法を悪用することは固く禁じられています。正確に言うと、犯罪行為をしてはいけないと定められています。


 人を騙す詐欺などは当然犯罪行為です。宗教の勧誘はぎりぎりセーフでしょうか
とにかく、マスターできれば色々なことに応用できるので覚えておいて損は無いと思います。ただし、習得までにはかなり時間がかかります。本来であれば臨床の現場に従事しながら、その都度振り返りを行い、自分の応対は正しかったのかを確認しながらスキルアップしていくものです。
 そのため、概要を知っただけではあまり役に立ちません。それをいかに実践できるかが問題で、上達するにはトライアンドエラーを繰り返していくしか方法はないのです。

 理論通りに実践できればまさに無敵です。セールスで人に物を売りつけることも出来れば、宗教の勧誘だって上手くいきます。